スタッフ旅行記TRAVEL NOTES

【屋久島】世界遺産の島で時間を忘れてリフレッシュ!

2020.07.25

今回は昨年秋に屋久島を訪れた時の旅行記を投稿します!太古の自然が残る神秘の島・屋久島。その迫力と美しさに感動しきりの4日間でした(*^-^*)

(投稿日:2020/7/25)

 

*旅程*

2019/10/2310/26

1日目 高松発(06:08) ― 鹿児島中央(1041/1100) ― 屋久島宮之浦港(1350)

2日目 縄文杉登山

3日目 白谷雲水峡、カヤック

4日目 島内ドライブ 屋久島宮之浦港(1600) ― 鹿児島中央(1805/1951) ― 高松着(0020 +1)


 

1日目

 

早朝に高松からマリンライナーに乗って出発です!屋久島には関西から飛行機でアクセスする方法もありますが、今回はJRと高速船を利用しました。岡山から新幹線に乗り、3時間程で鹿児島中央駅に到着。駅から高速船バスターミナルまではシャトルバスが出ていて15分程、そこから屋久島宮之浦港までは2時間の船旅となりました。高松を出発してから屋久島到着まで約8時間、なかなかの長旅です・・・!

 

実は年間降水量日本一の屋久島。「ひと月に35日雨が降る」なんて言われるほどです。いつも旅行に行く時には天気予報を気にしますが、雨マークを見たくなかったので今回はあえて天気予報をチェックしませんでした。すると港に到着したとたん、土砂降りの大雨・・・(T T)雨の少ない香川県では体験したことのないような荒天でした。到着日はレンタカーで港周辺を観光する予定でしたが、これでは観光どころでありません。運転するのも必死なほどで、翌日必要な登山靴、雨具、リュックをレンタルした後は早めにホテルにチェックインしました。

明日は少しでも天気が好転していることを願いながら、ホテルの大浴場で冷えた身体を温めて早めに就寝!


 

2日目

 

2日目は今回の屋久島旅行の一番の目的である縄文杉登山をしました!

ガイドなしで登ることもできますが、私は登山に慣れておらず長時間歩くことへの不安もあったため、ツアーに参加することにしました。今回お世話になったのはラフアップツアーの和田さんです。縄文杉登山にはたくさんのコースがありますが、登山初心者なら人数の少ないコースがおすすめです!私が参加した日は私達含めて3人だけだったので、安心して参加することができました(^^)

ホテルを出発した時は昨日と同様大雨でした。雨で前が見えない中ひたすら前に向かって歩き続けます・・・!何かの試練のような道行きです。大雨や増水でツアーが催行されないこともよくあるようなので、滞在日数が長くとれるようなら予備の日を設けた方がいいかもしれません(ω)

これはウィルソン株と呼ばれるとても大きな切り株です。切り株の中から写真を撮ると、このように可愛いハート型の写真が撮れます

雨で足を滑らせないように気を付けながら進んでいきます。

登山の道中、こうしたトロッコ道も通りました(^^)かつて島内には屋久杉の運搬を目的に森林鉄道が走っていたことがあり、このトロッコ道は当時使われていた線路だそうです。本来の役目を終え、ゆっくり自然と同化して朽ちていく廃線の姿はどこか寂し気ですが、同時にノスタルジックな美しさも感じられました。

 

小休憩をはさみつつ歩き続けること数時間。運よく途中から雨が上がり、縄文杉に到着する頃には青空を見ることができました!

間近で見ると、改めてその迫力に圧倒されます・・・!!縄文杉の幹はとても太く立派で、隆々とした木肌からは厳しい自然を生き抜いてきた力強さを感じました。

ガイドの和田さんから後から聞いた話になりますが、実は今日は無理だから途中で引き返そうと考えていたようです。本当に、晴れてよかったです(*^-^*)往復22km、約10時間歩くことは今までもこの先もないかと思いますが、縄文杉に到着した時の達成感はほかでは味わえない程のものでした!

 

縄文杉登山に関して、興味はあるけどなかなかイメージが持てない方や不安に思っている方も多いと思います。そこで、ご参考までに和田さんから頂いたアドバイスをいくつかあげておきます!

 

・体力に自信がないなら、アミノバイタルを!アミノバイタルを飲めば大丈夫と言われました。

半信半疑で飲んでみましたが、これが大正解でした。これを飲んでいなければ途中であきらめていたかもしれません・・・!恐るべしアミノバイタル。

 

・休憩はこまめに短時間!

ゆっくり休んでしまうと、立ち上がるのが億劫になってしまいます。水分を補給して、飴やチョコレートなどを食べたらまたすぐに歩き出しました。ガイドさんがいないと、私のような怠け者は休憩ばかりしてしまい、時間配分が難しかったと思います。

 

・フォトスポットはきちんと教えてくれるのでそれ以外で写真を撮りすぎないこと!

綺麗な景色は次々にやってくるのでテンションが最後まで持たないよ、とのことでした。

 

・スマホは機内モードで!

一旦山に入れば電波はほぼ届きません。電源を入れていると、電波を探してしまってすぐに充電が切れしまいます。

 

たくさんのアドバイスを頂いて、またとても穏やかな和田さんのおかげで無事目的を達成してホテルへ戻ることができました。心地よい疲労感に包まれて、ベッドに入るとあっという間に眠ってしまいました・・・。


 

3日目

 

3日目は白谷雲水峡のトレッキングとカヤックツアーに参加しました。縄文杉登山がかなりハードだったため、白谷雲水峡は思いのほか楽に感じました(*^^*)

白谷雲水峡はもののけ姫の舞台のイメージの源となった苔の美しいトレッキングエリアです。前日の雨で濡れた苔が太陽の光できらきらしていて、とても美しい苔むす森を見ることができました。幻想的なジブリの世界観がそのまま目の前に広がっていて、非日常感に胸が高鳴ります!

午後はカヤックをしました。最初はうまくバランスが取れませんでしたが、次第に慣れ、すいすい進めるようになりました。

爽やかな秋晴れの下、屋久島の山々と安房川を眺めながらのカヤック・・・登山で疲れた体を癒すには最高のアクティビティーでした


 

4日目

 

最終日はレンタカーで島内を一周しました。

島の東部は比較的運転しやすかったのですが、西部林道はかなりの隘路で、対向車が来るたびに泣きそうになりながら進みました(><)舗装されていない道が永遠と続き、容赦なく屋久猿や屋久鹿が飛び出して来るので、なんだかサファリパークに来ているような感覚でした・・・!

動物たちに気を付けながらドライブを続け、最後に永田いなか浜を訪れました。ラムサール条約にも登録されている美しい砂浜です☆10月に訪れたため今回は見ることができませんでしたが、運がよければ夏にはうみがめの産卵が見られるそうです。綺麗な海を眺めながら、旅の終わりに屋久島の思い出を改めて胸に焼き付けます!

 

名残惜しい気持ちで永田浜を後にしてレンタカーを返車し、帰路につきました。あっという間の4日間でしたが、日常のストレスから解き放たれ、とっても充実した旅行になりました☆

 

豊かで美しい自然が残されており、島の90%を森林が占める屋久島は、ネット社会で疲れた体や心を癒すには是非おすすめしたい旅行先です。日数があれば種子島や鹿児島、霧島、指宿とも組み合わることもできますよ

まだ他にも行きたい所があるので、次回はうみがめの産卵の時期に合わせて屋久島を訪れたいと思います!


 

ホテル

 

今回は縄文の宿まんてんに2泊、sankara hotel&spa屋久島に1泊しました。

2日目と3日目は登山がメインだったので、気軽に泊まれてゆっくり温泉に入ることができるという理由でまんてんを選びました。また、旅の最後はリゾートホテルでゆっくり過ごしたいと思い、サンカラを選びました。サンカラは期待していた以上に満足できる素敵なホテルでした(^^♪

広大な敷地内に南国の花が咲き乱れ、目の前には海が一望できる立地にあり、バリ島かどこか海外のリゾート地にいるような感覚になります。また、スタッフの方の目配り心配りが素晴らしく、とても居心地が良く、予算があれば長期滞在してみたいと思いました。

屋久島といえば登山のイメージが強いかと思いますが、サンカラに宿泊すれば、登山をしなくても十分満足できると思います!


 

食事・お土産

 

屋久島で頂いたとびうおのから揚げは絶品でした!!

見た目のインパクトがすごいですが、羽ごとバリバリと豪快に食べることができ、あっという間に間食してしまいました。

現地の方におすすめされた「いその香り」というお店では首折れサバやアカバラなど珍しい魚のお寿司を食べることができました。

地の物はやっぱりとてもおいしいです

たんかん(オレンジ)ジュースもおすすめです。まるごとたんかんが入ったフレッシュジュースはすっきりしていてとても飲みやすかったです。

お土産は屋久杉を使った物がたくさん売っています。私は小さなピアスと花器を記念に購入しました(^^)

 

大自然の神秘と偉容を肌で感じて、とってもパワーをもらえました(^O^)/心身ともにリフレッシュできるので、ぜひ訪れてみてくださいね